お葬式の現在の主流というのが家族葬という風に言われていますが本当に私も家族葬を経験した人間として言えることはとにかく費用がバカ高いですしもちろんのことながら葬儀社によっていろいろと違ってきます。
何よりも悔しかったのは参列者がいなかったということで正確には家族だけで葬儀をするということになりましたが喪主を経験した人間からはこれで良かったのかという風に思うんです。
何よりも自分の親の葬式ですからね、これでいいはずがないだろうという風に思いますし誰も参列してくれなかったというのは悔しかったです。
今回のお話は経験者が本当に家族葬の実態というものをお話ししていきますので何か参考にしていただければ幸いです。
両親の死を通じてわかった家族葬の難しさ
両親の死というのはいつか誰もがたどり着くと言っても過言ではありませんが私自身も自分の親の死を通じて本当に家族葬の難しさというのが分かってきたと言ってもいいです。
病院で死亡診断書を書いてもらいそして葬儀社を手配するということになりますがここはもう本当に仕組み化していると言ってもいいでしょう。
だいたいが地元の葬儀社を選ぶというのが慣例ですが私自身も地元の葬儀社を選びました。
事前に葬儀社を色々と回ってどこにしようかということに考えたり住職を探さなければいけないということなので今はちゃんと自分の宗教宗派も理解して檀家さんとしていますが本当に色々と面倒くさかったです。
喪主はこの面倒くさいことを一つ一つこなさないといけないというのがデメリットで本当に一人でやるというのは疲弊しました。
まだ当時は父親が生きていたということなので色々とやらないといけないこともあったと言ってもいいですけどね。
でも本当に家族葬の難しさというのを知った時に自分自身が何から手をつけていけばいいのかという風にわからなかったというのもありです。
でも両親の死を通じて本当にわかったのは孤独だなという風に感じた部分ですかね。
葬儀社任せにすると本当にろくなことはない
葬儀社任せにするっていうのは本当に一番タチが悪いと言っても過言ではありませんが私自身が選んだ葬儀社は特にそういった噂もありませんでした。
ただ農協が経営する葬儀社は本当にログでもないと言ってもいいぐらいここでやらなくて正解だったという直感が働いて良かったです。
本当に農協の運営する葬儀社は態度がでかいおっさんが出てきたと言ってもいいぐらいですし私も関わりたくなかったのでここは正直断りました。
本当に農協はどういう風な神経をしているのか分かりませんが上から目線の人たちばかりで昭和の時代の栄光でも楽しんでいるんですかね。
一番やってはいけないのは葬儀社任せにするということですが何でもかんでもOKを出してしまったりするとそれだけお金がかかるということなんです。
何でもかんでも葬儀社任せにするというのはろくなことはありません。
葬儀社もいろいろあると言っても過言ではないのでもちろんのことながら地元の葬儀社と石材店というのはだいたい田舎ではリンクしている部分が多いので地元の葬儀社を選んだ方がいいでしょう。
大きな葬儀社ほど本当に詐欺師のようなやつが出てくると言ってもいいので気をつけた方がいいですね。
誰も来なかった葬儀ほどつらいものはない
誰も来なかった葬儀ほど辛かったと言っても過言ではなく本当にこれで良かったのか自分の親の人生とは誰にも見守られずに葬儀するのかという風に考えた時に当時はもう悔しくてたまりませんでした。
自分たち家族が出てきて葬儀をしたということは言うまでもありませんが本当にこんな辛い事ってなかったです。
やはり親の人間関係というのはあまり友達というような関係よりも惰性で付き合っていたのではないかという風に思ってその時は胸糞悪かったと言ってもいいです。
そんな胸糞悪い付き合いはいまだにやっているというわけではありませんし私ももう胸糞悪い付き合いはごめんだという風に思っているぐらいです。
本当に誰も来なかった葬儀というのは私自身も喪主としてやり続けた中では本当にこれはありえないと言ってもいいですし何よりも1人で全てをやるっていうのはもう自分にとってはしんどい部類でした。
だからこそこの経験というのは後の人生に生きてくるとは思いますが大切なことは一生懸命生きた親が誰にも見守らずに葬儀をするというこんな悔しさというのはなかったと言ってもいいです。
家族葬はたいてい3日で終る
家族葬はどれくらいで終わるのかという風に言われるかもしれませんがそれは葬儀社によって違ってきますので一概には言えませんが私自身の経験から3日ぐらいが相当じゃないかという風に思うんですね。
最初に1日目というのは死亡診断書を書いてから寝台車が来て葬儀社に安置するのか、それとも自宅に安置するのかということがありますが大抵葬儀社が多いです。
もちろんここの費用も結構取られるということなのでこれらに関しては本当にやらないといけないことがあるので決断をしていかないといけないです。
2日目というのは納棺式があって要するに親を棺桶に入れるということですが個人的にはこの納棺式も立ち会わなければいけないということで昼から立ち会いました。
これほどハードスケジュールで終わってそして最後には葬式という流れになるということなんです。
もちろん住職にお布施を払わなければいけないということでどれくらいが相場なのか分かりませんが事前に聞いた限りでは7万円ぐらいでしょう。
私自身は母親の時は20万円、父親の時は7万円ほどしましたがもちろんこれはあくまでも自分の経験上の話ですのでどれくらいが正解なのか宗教宗派によって違います。
最近は葬儀社自体が教えてくれるということがあるのでわからないことは聞いた方がいいでしょうね。
火葬場には一人で行き収骨をして葬儀社に戻る
家族葬をするということは喪主が一人で遺骨を拾うということをやってこなければいけないということなので本当に火葬するまでに1人で別の家族の方もいらっしゃいましたが私自身は本当にこんな孤独感はなかったと言ってもいいぐらいのことを経験しました。
だいたい火葬にかかる時間というのは約2時間ぐらいという風に言われてその2時間後に部分収骨をしました。
東日本では全部収骨することに対して西日本では部分集合になって後は永代供養というような考え方があったと言ってもいいぐらいなので本当にこれは西日本と東日本では違うなという風に感じました。
そしてタクシーを拾って遺骨を抱いて葬儀社に戻ってから初七日というようなスケジュールがあったのでそのまま行きましたが昔は初七日というのはその人が祥月命日を過ぎてからだいたい7日経つということで要するに1週間ですね。
今は葬儀スタイルも結構変わっているのですぐにするというケースが非常に多いです。
その分だけコスパが浮くということもありますが基本的に1人でやらなければいけないということがもう本当にしんどいという経験はしましたね。
お坊さんのお布施は本当に高いね
先ほども少し話したようにお坊さんにはお布施を払わないといけないということなので宗教宗派によってどれくらい払わなければいけないのかは分かりませんが少なくともそういうことに関しても葬儀社がきちんと教えてくれるんです。
だいたい7万円から20万円ぐらいということで先ほども話したように父親と母親とは葬式をやったとしてもお坊さんに払ったお布施というのが違うのであくまでもどれくらい払えばいいのかというような正解はありません。
ただ明確な基準というのがあったりするということなので私自身はそこまで知らなかったので当然ですが本当にお布施は必要というようになるのでこれくらいはもらっておかなければいけないというよりはこれくらいは払わないといけないというに決められているのかは分かりません。
ただ何も払わないというような選択肢は絶対にないのでお布施も考えると私自身は葬儀費用にだいたい100万かかった計算になってしまいます。
本当にお坊さんのお布施は高いですよ。
両親の葬式代は二人で80万円ほど
両親の葬儀代はだいたい2人で80万円ですので1人40万円ちょっとぐらいはかかったと言っても過言ではありませんがこれにお坊さんのお布施が乗ってくると100万円は軽く越しました。
つまり両親の葬式をしようとするのであるならば家族葬のプランを使ったとしてもこれくらいはかかるという風に覚悟しておかないとだめです。
これで済んだらいいのかもしれませんがまだまだそれだけではなくお墓を建立したり納骨をしたりというようなことなのでこの辺りについては別の機会に書こうと思います。
とにかく両親の葬式とかする場合はだいたいこれくらいはかかりますし葬儀社によってどれくらいが正解なのかっていうことはありません。
これくらいのお金はかかりますよということは私自身経験しているので言えますが地元の葬儀社によっても色々なプランやオプションがあるのでそれをつければ100万は超えると思います。
これで安いかどうかというのはあなた次第かもしれませんが喪主を経験しないと本当に分からないことがあると言ってもいいので私自身は経験した人間としてはもうこんなに高いのかというふうに思うぐらいですね。
何よりも悔しかったのは参列者がいないということ
何よりも悔しかったのは家族以外の参列者がいなかったということが悔やんで仕方がないです。
せっかく友達だったのに来て欲しかったという本音が私にもありましたがただ何で来ないのかということを考えた時に私自身もそれならばもう友達じゃないよねというようなことが頭の中に浮かんできました。
つまりはっきり言えば人間関係というのは人が死んだ時にわかると言ってもいいぐらいですし本当に友達ならばどんなことがあっても葬儀に駆けつけてくれるというのだけでもありがたいです。
みんなそういうところは本音が出ていると言ってもいいでしょう。
骨になってから来たところで胸糞悪かったというような部分はありましたし私は個人的に何人かの方にはお断りさせていただきました。
自分の親がこんな苦しい思いをして亡くなったのに都合のいい時だけ来るような人間というのはもう私の中では排除するという風に決めていましたからね、本当にこの悔しさというのをバネにして生きていかなければならないなという風に思った時はありますよ。
まとめ
家族葬というのは本当に経験したものしかわからないような痛みや悔しさそして人間関係というものがあります。
だからこそあなた自身もいつか親が亡くなった時喪主になるというようなことがあるかもしれませんがそういう時に忘れてはならないことが一つあります。
本当に親の付き合いというのはこんなものだったのかという風に思うことなんです。
当然のことながらあなたの親戚が来てくれるかどうかなんて分かりませんしただ単にふんぞり返っている人間には呆れると言ってもいいかもしれません。
家族葬は本当はもっと5人くらいは来て欲しかったなという風に思っていましたが今になって思えばそんなに来るわけねえだろうというふうに思いますけどね。

著述家、ブロガー。通称おっさんブロガー。何度もどん底を経験し親の死後
人生観が変わる。コンセプトは「挑戦の向こうに未来がある」ということを
掲げ、日々執筆中。